お宮参りは、赤ちゃんにとって一生に一度の大切な行事。せっかくなら素敵な着物姿で思い出を残したいですよね。でも、慣れない着物選びで「どんな訪問着を選べばいいの?」「レンタル?購入?」と悩んでいませんか?この記事では、お宮参りで訪問着を着るママのために、失敗例と成功例から学ぶ着物選びのポイントを徹底解説!サイズ、素材、色柄の選び方から、着付け、写真写りのコツ、必要な小物まで、後悔しないための情報を網羅しています。先輩ママのリアルな体験談を参考に、自分にぴったりの一着を見つけて、思い出に残る素敵なお宮参りにしましょう。この記事を読めば、訪問着選びの不安が解消され、自信を持って着物姿を披露できます。また、レンタルと購入それぞれのメリット・デメリットも比較しているので、予算に合わせた最適な選択も可能です。さらに、東京・大阪の人気レンタルショップ情報も掲載しているので、お店選びの参考にもどうぞ。
1. お宮参りの母親の服装、訪問着が人気の理由
お宮参りは、赤ちゃんが無事に生まれたことへの感謝を神様に伝え、健やかな成長を祈願する大切な儀式です。産後初めてのフォーマルな場となるため、母親の服装選びは重要なポイントとなります。数ある選択肢の中で、なぜ訪問着が人気なのでしょうか?
訪問着の人気の理由は、主に以下の点が挙げられます。
1.1 格式と華やかさのバランス
訪問着は、未婚既婚問わず着用できる準礼装です。華やかでありながら、格調高さも兼ね備えているため、お宮参りという厳粛な場にふさわしい装いとなります。華美すぎず、カジュアルすぎない絶妙なバランスが、多くの母親から支持される理由の一つです。
1.2 着回しやすさ
訪問着は、お宮参りの他、七五三、入園式、卒園式、入学式、卒業式、結婚式のお呼ばれなど、様々なシーンで着用できます。一枚持っておくと様々な場面で活躍するため、費用対効果が高いと言えるでしょう。レンタルではなく購入を検討する方も多くいらっしゃいます。
1.3 体型カバー力
産後の体型変化は、多くの母親にとって悩みの種です。訪問着は、ゆったりとしたシルエットで体型をカバーしてくれるため、産後間もない時期でも安心して着用できます。体型が戻っていない時期でも美しく着こなせる点が、人気の理由の一つです。
1.4 写真映え
お宮参りは、赤ちゃんとの大切な記念写真撮影の機会でもあります。訪問着は、写真映えする華やかな柄や色が多く、美しい思い出を形に残すのに最適です。写真館での撮影はもちろん、神社でのロケーション撮影でも映える着物です。
1.5 様々なデザイン
古典柄から現代的な柄まで、訪問着のデザインは多岐に渡ります。自分の好みに合った一枚を見つけやすいことも、人気の理由と言えるでしょう。古典的な吉祥文様である鶴や亀、松竹梅の他、四季折々の花々や、洋花を取り入れたモダンなデザインなど、様々なバリエーションがあります。
1.6 他の服装との比較
お宮参りの母親の服装として、訪問着以外にも、ワンピースやスーツなどが挙げられます。それぞれの服装の特徴を比較してみましょう。
服装 | 格式 | 華やかさ | 体型カバー | 着回しやすさ |
---|---|---|---|---|
訪問着 | 準礼装 | 高い | 高い | 高い |
ワンピース | カジュアル | 中程度 | 中程度 | 高い |
スーツ | フォーマル | 低い | 低い | 中程度 |
上記のように、訪問着は他の服装と比べて、格式、華やかさ、体型カバー、着回しやすさの全てにおいてバランスがとれていることが分かります。これらの要素が総合的に評価され、お宮参りの母親の服装として訪問着が人気を集めているのです。
→お宮参り写真は京都で!祈祷から撮影まで安心のプラン&神社情報まとめが気になる方はこちら
2. 訪問着で失敗!?先輩ママが実際に体験した失敗談
お宮参りで素敵な訪問着姿を思い描いていたのに、実際は後悔してしまった…そんな先輩ママの失敗談から、着物選びの注意点を探っていきましょう。
2.1 サイズ選びの失敗
サイズが合っていないと、着崩れしやすく、せっかくの晴れの日が台無しになってしまいます。特に、身長や体型に合っていない着物は、動きにくく、写真写りにも影響します。
失敗例 | 詳細 |
---|---|
裄が短すぎた | 袖が短く、腕が窮屈で動きづらかった。写真でも腕が短く見えてしまった。 |
丈が長すぎた | 裾を踏んでしまいそうで歩きにくく、転倒しそうになった。 |
身幅が大きすぎた | 全体的にだぶついてしまい、太って見えてしまった。着崩れもしやすかった。 |
試着は必ず行い、立ったり座ったり、赤ちゃんを抱っこする動作なども確認しましょう。また、草履を履いた状態での丈の確認も重要です。
2.2 季節に合わない素材選び
真夏に袷の訪問着を着て、暑さで気分が悪くなってしまった…という失敗談も。季節に合わない素材は、着心地が悪く、体調にも影響します。
季節 | おすすめの素材 |
---|---|
春・秋 | 袷、単衣 |
夏 | 絽、紗 |
冬 | 袷、ベルベット |
お宮参りの時期に合わせて、適切な素材を選びましょう。レンタルの場合は、素材について店員さんに相談するのもおすすめです。
2.3 着付けの失敗
着付けが苦しくて、お祝いの席なのに笑顔でいられなかった…という声も。着付けの良し悪しは、着心地だけでなく、見た目にも大きく影響します。
経験豊富な着付け師さんを選ぶことが大切です。口コミや評判を参考に、信頼できる着付け師さんを探しましょう。また、着付けの際に、苦しくないか、動きやすいかなどをしっかり確認することも重要です。
2.3.1 着崩れしてしまった
着付けが緩かったため、お参りの途中で着物が着崩れてしまい、直すのに手間取ったというケースも。着崩れを防ぐためにも、プロの着付け師さんに依頼するのが安心です。
2.4 写真写りを意識していなかった
せっかくの記念写真なのに、着物の色が背景と同化してしまったり、派手な柄で赤ちゃんの可愛さが霞んでしまったり…ということも。写真写りを意識した着物選びも重要です。
神社の雰囲気や背景、赤ちゃんの着物とのバランスなどを考慮して、着物を選びましょう。写真館で撮影する場合には、事前に写真館に相談するのもおすすめです。スタジオの背景色などを教えてもらい、着物選びの参考にしましょう。また、着物の色や柄だけでなく、髪型やメイク、小物とのコーディネートも大切です。全体のバランスを考えて、素敵な記念写真になるように心がけましょう。
→お宮参り いつ行く?赤ちゃんの負担が少ない時期と日程の決め方が気になる方はこちら
3. お宮参り訪問着成功の秘訣!先輩ママの体験談
先輩ママの成功談から、お宮参りでの訪問着選びのポイントを学びましょう。失敗談を反面教師にすることで、素敵な思い出作りに繋がります。
3.1 体型に合ったサイズ選びで着崩れ知らず
自分の体型にぴったり合ったサイズを選ぶことは、着崩れを防ぎ、一日中快適に過ごすための重要なポイントです。私は身長が低いので、裄や丈が合わない訪問着を着た際に、裾を踏んでしまったり、袖が長すぎて邪魔になった経験があります。事前にしっかりと採寸してもらい、ジャストサイズの訪問着を選びましょう。また、妊娠・出産後の体型変化も考慮し、試着は必須です。体型に合ったサイズであれば、着付けもスムーズで、写真写りも格段に良くなります。
3.2 季節に合わせた素材選びで快適に
お宮参りは屋外で行われることも多いので、季節に適した素材の訪問着を選ぶことが大切です。真夏の炎天下で袷の訪問着を着て、熱中症になりかけた経験があります。夏のお宮参りには、絽や紗などの通気性の良い素材を選びましょう。反対に、冬のお宮参りには、袷やベルベット素材など、保温性の高い素材がおすすめです。季節に合わせた素材選びで、快適にお宮参りを過ごせます。
3.3 信頼できる着付け師さん選び
着付けの良し悪しは、全体の印象を大きく左右します。経験豊富で信頼できる着付け師さんを選ぶことが重要です。私は、着付けが苦しくて、お宮参りの最中に気分が悪くなってしまった経験があります。口コミや評判を参考に、実績のある着付け師さんを選び、事前の打ち合わせで希望をしっかり伝えましょう。苦しくない着付け、美しい着姿は、写真写りにも大きく影響します。
3.4 写真写りを意識したコーディネート
一生の思い出となるお宮参りの写真。写真写りを意識したコーディネートを心がけましょう。濃い色の背景で写真を撮る場合は、淡い色の訪問着を選ぶと、顔が明るく写ります。また、着物と赤ちゃんの産着の色合いを合わせることも大切です。私は、自分の訪問着と赤ちゃんの産着の色の相性が悪く、写真を見て後悔しました。小物とのバランスも考慮し、全体のコーディネートを考えましょう。神社の雰囲気にも合わせたコーディネートを選ぶと、より素敵な写真に仕上がります。
3.4.1 写真写りを良くするポイント
ポイント | 詳細 |
---|---|
着物と背景の色のコントラスト | 背景の色と着物の色にコントラストをつけることで、写真が映えます。例えば、暗い背景には明るい色の着物を、明るい背景には濃い色の着物を選ぶと良いでしょう。 |
着物と赤ちゃんの産着のコーディネート | 着物と赤ちゃんの産着の色合いや柄を合わせると、統一感のある写真になります。例えば、着物に古典柄が多い場合は、産着にも古典柄を選ぶと良いでしょう。 |
小物の選択 | バッグや草履などの小物も写真に写り込むため、着物とのバランスを考慮して選びましょう。例えば、着物が華やかな場合は、シンプルなデザインの小物を合わせると良いでしょう。 |
自然光を活かす | 自然光の中で撮影すると、肌の色が綺麗に見え、自然な雰囲気の写真に仕上がります。特に、午前中の柔らかい光がおすすめです。 |
3.4.2 先輩ママおすすめコーデ例
季節 | 着物 | 赤ちゃん | 小物 |
---|---|---|---|
春 | 淡いピンク色の訪問着(桜柄) | 白の産着(桜刺繍) | パステルカラーのバッグと草履 |
夏 | 水色の絽の訪問着(流水柄) | 白の絽の産着 | 白のバッグと草履 |
秋 | 落ち着いた赤色の訪問着(紅葉柄) | ベージュの産着(鶴刺繍) | ゴールドのバッグと草履 |
冬 | 深緑色の訪問着(椿柄) | 白のベルベットの産着 | 黒のバッグと草履 |
これらのポイントを押さえることで、思い出に残る素敵なお宮参りになるでしょう。
→お宮参りに行く時期はいつ?神社の選び方、服装、初穂料、写真撮影まで網羅!が気になる方はこちら
4. お宮参り訪問着の色・柄の選び方
お宮参りで着る訪問着の色柄は、伝統的なマナーを守りつつ、自分らしさも表現できる大切な要素です。赤ちゃんの健やかな成長を祝い、思い出に残る一日を彩るためにも、ふさわしい色柄を選びましょう。
4.1 お宮参りにふさわしい柄とは?
お宮参りは、赤ちゃんの誕生と健やかな成長を神様に感謝し、ご加護を願う儀式です。そのため、お祝いの場に相応しい華やかで縁起の良い柄が選ばれます。
古典的な吉祥文様である鶴、亀、松竹梅、鳳凰などは、長寿や繁栄を意味し、お宮参りに最適です。また、御所車や宝尽くしといった柄も、雅やかで縁起が良いとされています。
一方、蝶や花などの柄は、華やかさを添えつつ、季節感も演出できます。春には桜や梅、夏には紫陽花や流水、秋には紅葉や菊、冬には椿や雪輪など、季節の花を取り入れると、より一層華やかな印象になります。また、熨斗目の柄も、お祝いの席にふさわしい格調高い柄として人気です。
近年では、古典柄を現代風にアレンジしたモダンなデザインの訪問着も人気があります。伝統的な文様をベースにしながらも、色使いや配置に工夫を凝らすことで、個性的で洗練された雰囲気を演出できます。
4.2 人気の色と避けたほうが良い色
訪問着の色選びも重要なポイントです。一般的に、お宮参りでは明るい華やかな色が好まれます。
色の系統 | 具体的な色 | イメージ |
---|---|---|
暖色系 | ピンク、サーモンピンク、赤、オレンジ、コーラルピンク | 華やか、明るい、女性らしい |
寒色系 | 水色、青、紫、藤色、緑 | 上品、清楚、落ち着いた |
中間色 | ベージュ、クリーム、ゴールド、シルバー | 優しい、エレガント、華やか |
黒や濃い紺色などの暗い色は、お祝いの場にはふさわしくないとされています。また、白は花嫁衣裳を連想させるため、避けた方が無難です。ただし、白地に華やかな柄が入っている場合は問題ありません。着物全体の印象で判断しましょう。
4.3 赤ちゃんの着物とのコーディネート
母親の訪問着と赤ちゃんの着物をコーディネートすることで、より一層華やかで統一感のある装いを演出できます。例えば、赤ちゃんの産着の色と母親の訪問着の帯揚げや帯締めを同じ色にしたり、着物に使われている色をリンクさせたりすると、まとまりのあるコーディネートになります。また、赤ちゃんの産着が華やかな柄の場合は、母親の訪問着は比較的シンプルな柄を選ぶと、バランスが良くなります。逆に、赤ちゃんの産着が無地に近いシンプルな場合は、母親の訪問着は華やかな柄を選んでも良いでしょう。全体的なバランスを考えながら、コーディネートを楽しむことが大切です。
訪問着の色柄を選ぶ際には、自分のパーソナルカラーを意識するのもおすすめです。自分に似合う色を身に着けることで、より一層美しく、華やかな印象になります。また、レンタルショップや呉服店などで、専門家のアドバイスを受けるのも良いでしょう。
→お宮参り いつ行くのがベスト?季節ごとの注意点と、写真撮影のポイントが気になる方はこちら
5. お宮参り訪問着レンタルor購入?それぞれのメリット・デメリット
お宮参りで訪問着を着る際に、レンタルと購入どちらが良いのか迷う方も多いでしょう。それぞれにメリット・デメリットがありますので、ご自身の状況や希望に合わせて最適な方法を選びましょう。
5.1 レンタルのメリット・デメリット
5.1.1 レンタルのメリット
メリット | 詳細 |
---|---|
価格が抑えられる | 購入に比べて費用を抑えることができます。訪問着は高価なものが多いため、レンタルであれば数万円で済む場合がほとんどです。 |
保管場所が必要ない | 訪問着は保管に場所を取りますし、適切な管理も必要です。レンタルであれば、その心配がありません。 |
様々なデザインを楽しめる | 流行のデザインや、様々な色柄を試すことができます。毎回違う訪問着を着ることで、お宮参りだけでなく七五三など他のイベントでも楽しむことができます。 |
クリーニング不要 | 返却時にクリーニングは不要です。万が一汚してしまった場合でも、保険に加入していれば安心です。 |
小物も一緒にレンタルできる | バッグや草履などの小物もセットでレンタルできるため、別途購入する手間が省けます。 |
5.1.2 レンタルのデメリット
デメリット | 詳細 |
---|---|
サイズが合わない可能性がある | レンタルショップによっては、サイズ展開が少ない場合があります。自分の体型にぴったり合ったサイズが見つからない可能性も考慮しておきましょう。 |
レンタル期間が限られている | レンタル期間は通常数日間と決められています。お宮参りの日程に合わせて返却期限に注意する必要があります。 |
人気商品は予約が必要 | 特に人気のデザインや、お宮参りのシーズンは予約が集中しやすいため、早めの予約が必須です。 |
汚れや破損に注意が必要 | レンタル品のため、汚れや破損には十分注意が必要です。万が一、汚したり破損したりした場合、弁償費用が発生する可能性があります。 |
5.2 購入のメリット・デメリット
5.2.1 購入のメリット
メリット | 詳細 |
---|---|
サイズがぴったり | 自分の体型に合わせて仕立てることができるため、着心地が良く、美しい着姿になります。 |
好きなデザインを選べる | レンタルよりも豊富なデザインから選ぶことができます。生地や色柄など、自分の好みに合った一枚を見つけることができます。 |
何度でも着られる | 購入すれば、お宮参りだけでなく、入学式や卒業式、結婚式など様々なシーンで着ることができます。 長期的に見ると経済的です。 |
代々受け継げる | 大切に着れば、娘や孫へと代々受け継ぐことができます。思い出の詰まった着物を家族で共有することは、特別な価値があります。 |
5.2.2 購入のデメリット
デメリット | 詳細 |
---|---|
価格が高い | レンタルに比べて高額な費用がかかります。正絹の訪問着は特に高価です。 |
保管場所が必要 | 訪問着は湿気や虫食いに弱いため、適切な保管方法が必要です。桐箪笥など、保管場所を確保する必要があります。 |
クリーニング費用がかかる | 着用後はクリーニングに出す必要があります。クリーニング費用も考慮しておきましょう。 |
流行遅れになる可能性がある | 流行のデザインは数年で変わってしまう可能性があります。長く着ることを考えると、流行に左右されない定番のデザインを選ぶのも一つの方法です。 |
このようにレンタルと購入にはそれぞれメリット・デメリットがあります。予算、保管場所の有無、着用頻度などを考慮し、ご自身に合った方法を選びましょう。例えば、予算を抑えたい方や、保管場所がない方はレンタルがおすすめです。一方、自分だけの着物が欲しい方や、何度も着る機会がある方は購入を検討してみましょう。
→京都で素敵なお宮参り♪着物レンタルで思い出に残る一日をが気になる方はこちら
6. お宮参り訪問着に必要な小物と準備
お宮参りで訪問着を着る際に必要な小物と、準備しておくと便利なアイテムをまとめました。事前の準備をしっかり行い、スムーズで快適なお宮参りを実現しましょう。
6.1 必要な小物リスト
訪問着を着る際には、着物本体以外にも様々な小物が必要です。以下のリストを参考に、事前に準備を行いましょう。
小物 | 説明 | 補足 |
---|---|---|
長襦袢 | 着物の中に着る下着。着物の汚れを防ぎ、着心地を良くする役割があります。 | 半衿は白か淡い色のものが一般的です。 |
袋帯 | 訪問着に合わせる帯。二重太鼓結びが正式な場にはふさわしいです。 | お宮参りの場にふさわしい、格の高いものを選びましょう。 |
帯揚げ | 帯の上部に巻く、装飾と帯枕の隠蔽を兼ねた布。 | 帯や着物と調和する色柄を選びましょう。 |
帯締め | 帯の上部に巻く紐。帯の形を整え、装飾の役割も果たします。 | 平組の帯締めが一般的です。 |
草履 | 和装用の履物。訪問着にはフォーマルな草履を合わせます。 | かかとの高さは3~5cm程度がおすすめです。 |
バッグ | 和装用のバッグ。草履とセットになっているものが多くあります。 | 最低限の荷物が入るものを選びましょう。 |
肌襦袢 | 長襦袢の下に着る下着。汗を吸収し、着物を清潔に保ちます。 | 吸湿性の良い素材を選びましょう。 |
裾除け | 肌襦袢の上に着る下着。着物の裾さばきを良くする役割があります。 | 裾よけとも呼ばれます。 |
足袋 | 和装用の靴下。白足袋が一般的です。 | 季節に合わせた素材を選びましょう。 |
伊達締め | 着崩れを防ぐための紐。 | 2本程度用意しておきましょう。 |
腰紐 | 着物を固定するための紐。 | 3~4本程度用意しておきましょう。 |
帯板 | 帯の形を整えるための板。前板と後板があります。 | 帯の結び方に合わせて選びましょう。 |
帯枕 | 帯結びの際に使用する枕。 | 帯の結び方に合わせて選びましょう。 |
三重仮紐 | 帯結びの際に使用する紐。 | 帯結びをスムーズに行うために必要です。 |
6.2 準備しておくと便利なアイテム
上記以外にも、準備しておくと便利なものがあります。忘れ物がないように、事前にチェックリストを作成しておきましょう。
6.2.1 着付けに必要なもの
- 着物クリップ:着付けの際に着物を仮止めするのに使用します。
- コーリンベルト:着崩れを防ぐためのベルト。
- 衿芯:長襦袢の衿に差し込み、衿の形を整えるもの。
- 補正パッド:体型に合わせて使用するパッド。タオルなどで代用も可能です。
6.2.2 その他
- 扇子:暑い時期には必須アイテムです。
- ストッキング:夏場でも着用するのがマナーです。
- 雨コート:雨天時の必需品です。
- 懐紙:ちょっとしたメモや汚れを拭き取る際に使用します。
- ハンカチ:汗を拭いたり、手を洗った後に使用します。
- 小さめのポーチ:口紅やリップクリームなど、最低限の化粧品を入れると便利です。
- スマホ、財布:忘れずに持っていきましょう。
これらの小物を揃え、快適なお宮参りを実現しましょう。
→京都 お宮参り レンタル着物で華やかに祝う!神社情報とおすすめプランが気になる方はこちら
7. お宮参り訪問着の相場と予算の決め方
お宮参りで訪問着を着る場合、レンタルするか購入するかで費用が大きく変わってきます。また、レンタル・購入どちらの場合でも、小物や着付け費用なども考慮する必要があります。予算を立てる際には、これらの項目を把握し、何にどれくらい費用がかかるのかを理解しておくことが大切です。
7.1 レンタルの場合の相場
訪問着のレンタル相場は、大きく分けて以下の3つのランクに分類できます。
ランク | 相場 | 特徴 |
---|---|---|
カジュアル | 1万円~3万円 | シンプルな柄や色味の訪問着。比較的新しいデザインのものも多い。 |
スタンダード | 3万円~5万円 | 古典柄や上品な色味の訪問着。お宮参りに適した格の高いものが多い。 |
プレミアム | 5万円~10万円以上 | 有名作家ものや、高級素材を使用した訪問着。 |
レンタルの場合、着付けやヘアセットがセットになっているプランもあります。セットプランの方が個別に予約するよりもお得な場合が多いので、確認してみましょう。
7.1.1 レンタル費用の内訳
レンタル費用には、訪問着本体のレンタル代に加えて、以下の費用が含まれる場合があります。
- 襦袢、帯、帯揚げ、帯締めなどの小物レンタル代
- 草履やバッグなどの小物レンタル代
- 着付け費用
- ヘアセット費用
- クリーニング費用
- 保険料
レンタルショップによって料金体系が異なるため、事前に確認することが重要です。また、早期予約割引やキャンペーンなどを利用すれば、費用を抑えることができる場合もあるので、積極的に活用しましょう。
7.2 購入の場合の相場
訪問着を購入する場合の相場は、レンタルよりも高額になります。既製品の訪問着であれば30万円~50万円程度が相場ですが、作家ものや高級素材を使用した場合は100万円を超えることもあります。
7.2.1 購入費用の内訳
購入費用には、訪問着本体の価格に加えて、以下の費用がかかります。
- 襦袢、帯、帯揚げ、帯締めなどの小物代
- 草履やバッグなどの小物代
- 仕立て費用(反物で購入する場合)
購入する場合は、長期的な視点で検討することが大切です。七五三や入学式、卒業式など、今後も同じ訪問着を着る機会がある場合は、購入を検討しても良いでしょう。また、呉服店によっては、購入後の着付けやクリーニングなどのアフターサービスを提供している場合もあるので、確認しておきましょう。
7.3 予算の決め方
お宮参り訪問着の予算は、全体の予算の中でどれくらい着物にかけられるかを考えて決めることが重要です。写真撮影や食事会なども含めたお宮参りの総予算を立て、その中で訪問着にかけられる金額を決めましょう。
レンタルと購入のどちらが自分に合っているかを検討し、それぞれの相場を参考に予算を設定しましょう。無理のない範囲で、素敵な訪問着を選んで、思い出に残るお宮参りにしましょう。
→お宮参り 京都で失敗しない神社選び!赤ちゃんの負担が少ない神社や写真映えスポットもが気になる方はこちら
8. 訪問着以外に検討できるお宮参りの母親の服装
お宮参りで母親が着る服装は訪問着以外にも選択肢があります。シーンや好みに合わせて最適な服装を選びましょう。
8.1 ワンピースドレス
ワンピースドレスは、フォーマルな場にも対応できる上品なデザインが多く、お宮参りにも適しています。動きやすさも兼ね備えているため、赤ちゃんを抱っこしたり、授乳したりする際にも便利です。
丈は膝が隠れる程度の長さが適切です。素材は、シルクやサテン、レースなど上品なものがおすすめです。色は、パステルカラーやネイビー、ベージュなど落ち着いた色味が好ましいでしょう。黒は弔事を連想させるため避けたほうが無難です。
8.1.1 ワンピースドレスを選ぶ際のポイント
- 膝が隠れる丈を選ぶ
- 上品な素材を選ぶ
- 落ち着いた色味を選ぶ
- アクセサリーやボレロで華やかさをプラスする
8.2 スーツ
スーツは、きちんと感とフォーマルさを両立できるため、お宮参りにも適切な服装です。パンツスーツ、スカートスーツどちらも着用できますが、スカートスーツの方がより華やかな印象を与えます。スカート丈は、膝丈または膝下丈がおすすめです。
色は、ネイビー、グレー、ベージュなどの落ち着いた色が好ましいでしょう。インナーは、ブラウスやカットソーなど、シンプルなデザインのものを選びます。黒は弔事を連想させるため、避けたほうが良いでしょう。
8.2.1 スーツを選ぶ際のポイント
- 落ち着いた色味を選ぶ
- シンプルなデザインのインナーを選ぶ
- ジャケットの丈はお尻が隠れる程度がおすすめ
- スカート丈は膝丈または膝下丈がおすすめ
8.3 アンサンブル
アンサンブルとは、ジャケットとワンピース、またはジャケットとスカートのセットのことです。フォーマルな印象を与えつつ、ジャケットを脱ぐことで温度調節も可能です。ワンピースやスカートの丈、素材、色選びは、ワンピースドレスやスーツと同様のポイントに注意しましょう。
8.3.1 アンサンブルを選ぶ際のポイント
- ワンピースまたはスカートとジャケットのバランスを考える
- 季節に合わせた素材を選ぶ
- 落ち着いた色味を選ぶ
8.4 着物(訪問着以外)
訪問着以外にも、付け下げや色留袖など、お宮参りに着られる着物はあります。付け下げは訪問着よりも少しカジュアルな着物で、色留袖は既婚女性の第一礼装です。訪問着ほど華やかではないものの、上品で格式高い装いをしたい場合に適しています。それぞれの着物のTPOに合わせて選ぶことが大切です。
着物 | 特徴 | 適している場面 |
---|---|---|
付け下げ | 訪問着よりカジュアルな着物。紋の有無で格式が変わる。 | お宮参り、七五三、入園式、卒園式など |
色留袖 | 既婚女性の第一礼装。黒留袖に次ぐ格式。 | 結婚式、披露宴、お宮参り、入学式、卒業式など |
これらの服装を選ぶ際のポイントは、季節感、赤ちゃんの服装とのバランス、そして自分自身の体型や好みに合ったデザインを選ぶことです。お宮参りは、赤ちゃんにとっても母親にとっても特別な日です。素敵な服装で、思い出に残る一日を過ごしましょう。
→ニューボーンフォト セルフで簡単&綺麗に!プロが教える自宅撮影テクニックとおすすめアイテムが気になる方はこちら
9. 東京・大阪で人気の訪問着レンタルショップ
お宮参りで素敵な訪問着を着たいけれど、購入するには費用がかかる…そんなママにおすすめなのがレンタルです。ここでは、東京・大阪で人気の訪問着レンタルショップを厳選してご紹介します。
9.1 東京都内の人気店
東京都内には、様々なレンタルショップがあります。赤ちゃん連れでも安心して利用できるお店や、豊富な品揃えで自分にぴったりの一枚が見つかるお店など、それぞれ特徴があります。
9.1.1 きものレンタルwargo(ワーゴ)
全国展開しているきものレンタルwargoは、お手頃価格で豊富なデザインの訪問着がレンタルできるのが魅力です。オンライン予約が可能で、店舗受け取りも可能です。店舗は、浅草、新宿、銀座、渋谷など主要エリアに多数あります。
9.1.2 愛和服
浅草に複数店舗を構える愛和服は、高品質な訪問着をリーズナブルな価格でレンタルできます。ベテランスタッフによる着付けサービスも好評で、ヘアセットやメイクもお願いできます。
9.1.3 一蔵
一蔵は、老舗呉服店ならではの質の高い訪問着をレンタルできます。古典柄からモダンなデザインまで幅広く取り揃えており、経験豊富なスタッフが着物選びをサポートしてくれます。
店舗名 | 特徴 | アクセス | 価格帯 |
---|---|---|---|
きものレンタルwargo | 豊富なデザインと手頃な価格 | 都内各所に店舗あり | 1万円~ |
愛和服 | 高品質な着物と丁寧な着付け | 浅草周辺に複数店舗 | 2万円~ |
一蔵 | 老舗の信頼感と豊富な品揃え | 都内主要駅周辺 | 3万円~ |
9.2 大阪府内の人気店
大阪にも、伝統的な訪問着からトレンドを取り入れたものまで、様々なスタイルの訪問着をレンタルできるお店が揃っています。
9.2.1 きものレンタルwargo(ワーゴ)
東京と同様に、大阪にも複数店舗展開しています。梅田、心斎橋、難波などアクセスしやすい場所にあり、オンライン予約も可能です。
9.2.2 晴れ着の丸昌
創業100年以上の老舗呉服店である晴れ着の丸昌は、高品質な訪問着を多数取り揃えています。七五三やお宮参りなど、様々なシーンに合わせた着物選びの相談も可能です。
9.2.3 着物レンタルVASARA(バサラ)大阪梅田店
着物レンタルVASARAは、モダンでおしゃれなデザインの訪問着が豊富です。ヘアセットや着付けがセットになったプランもあり、手ぶらで来店できます。
店舗名 | 特徴 | アクセス | 価格帯 |
---|---|---|---|
きものレンタルwargo | 豊富なデザインと手頃な価格 | 大阪市内各所に店舗あり | 1万円~ |
晴れ着の丸昌 | 老舗の信頼感と高品質な着物 | 大阪市内各所 | 2万円~ |
着物レンタルVASARA 大阪梅田店 | モダンでおしゃれなデザイン | 梅田駅近く | 1.5万円~ |
上記以外にも、多くのレンタルショップがあります。それぞれのショップのウェブサイトなどを確認し、予算や好みに合わせてお店を選んでみましょう。素敵な訪問着で、思い出に残るお宮参りにしましょう。
→京都でのニューボーンフォトは子供撮影で人気のアオハルで!が気になる方はこちら
10. まとめ
お宮参りは、赤ちゃんが無事に生まれたことへの感謝と健やかな成長を祈る大切な儀式です。産後間もないお母様にとって、慣れない着物選びは大変なもの。この記事では、お宮参りでの母親の服装として人気の訪問着について、失敗例と成功例から後悔しないための選び方をご紹介しました。
失敗例として多かったのは、サイズが合っていない、季節に合わない素材を選んでしまった、着付けがうまくいかなかった、写真写りを意識していなかった、といった点。成功例では、体型に合ったサイズ選び、季節に合わせた素材選び、信頼できる着付け師選び、そして写真写りを意識したコーディネートがポイントでした。お宮参りにふさわしい柄や色、赤ちゃんとのコーディネート、レンタルと購入それぞれのメリット・デメリット、必要な小物、相場と予算についても解説しました。訪問着以外に、ワンピースなどの洋装も選択肢の一つです。
この記事を参考に、後悔のないお宮参りを実現し、素敵な思い出を作ってください。そして、赤ちゃんとの大切な時間を心ゆくまで楽しんでください。