
お宮参りは、赤ちゃんの誕生を祝い、健やかな成長を祈る大切な行事。初めてのお祝い事だからこそ、準備やマナーなど分からないことが多く、不安を感じる方もいるのではないでしょうか。この記事では、お宮参りの由来や意味といった基礎知識から、お祝い金の相場、のし袋の書き方、服装マナー、おすすめプレゼント、写真撮影、食事会まで、お宮参りに関するあらゆる情報を網羅的に解説します。親族として参加する場合、友人としてお祝いする場合など、それぞれの立場に合わせた情報も提供しているので、この記事を読めば、お宮参りの準備を完璧に進めることができます。疑問を解消し、安心して赤ちゃんのお祝いをするためにも、ぜひ参考にしてください。スムーズなお宮参りの準備で、素敵な思い出を作りましょう。
1. お宮参りとは何か
お宮参りとは、赤ちゃんの誕生を祝い、健やかな成長を祈願する日本の伝統的な行事です。生まれた土地の氏神様に赤ちゃんが無事に生まれたことを報告し、これからの成長と幸せを祈ります。古くから受け継がれてきたこの儀式は、家族の絆を深める大切な機会でもあります。
1.1 お宮参りの由来と意味
お宮参りの起源は、平安時代にまで遡るとされています。当時は、産湯を使った後、赤ちゃんの額に墨で「犬」という字を書いて、魔除けの意味を込めて神社にお参りする風習がありました。これは、犬が多産で生命力が強いことから、赤ちゃんも同様に健康に育つようにという願いが込められていたためです。時代とともに変化し、現在の形になったお宮参りですが、赤ちゃんの健やかな成長を願う親の気持ちは今も昔も変わりません。
現代のお宮参りには、大きく分けて二つの意味合いがあります。一つは、氏神様に赤ちゃんの誕生を報告し、氏子として受け入れてもらうこと。もう一つは、神様のご加護を願って、今後の健康と幸せを祈ることです。地域によっては、お宮参りと同時に命名式を行う場合もあります。
1.2 お宮参りの時期
一般的に、お宮参りは男の子で生後31日目、女の子で生後32日目に行うとされています。しかし、これはあくまでも目安であり、赤ちゃんの体調や地域の慣習、季節などを考慮して、柔軟に日程を決めることが大切です。 真夏や真冬の出産の場合、無理にこの日にこだわる必要はなく、生後100日前後に行うことも一般的です。最近では、家族の都合に合わせて週末に行うケースも増えています。
地域によってはこの時期に「初宮参り」「宮参り」「産神参り」「初参り」など異なる呼び方をすることもあります。いずれも生まれた土地の守り神である産土神(うぶすながみ)に参拝するという点では同じです。
1.3 お宮参りの場所
お宮参りは、通常、その土地の守り神である氏神様が祀られている神社で行います。産土神を祀る神社がわからない場合は、居住地の近くの神社に問い合わせてみましょう。 最近では、遠方の親族が参加しやすいように、アクセスの良い神社を選ぶケースも増えています。
祈祷を希望する場合は、事前に神社に予約が必要な場合もあります。祈祷料は神社によって異なりますが、5,000円から10,000円程度が相場です。初穂料やお気持ちなどと呼ばれることもあります。
時期 | 場所 | 注意点 |
---|---|---|
生後31日目(男児)または32日目(女児)頃が目安。ただし、100日前後に行うことも多い。 | 居住地の氏神様が祀られている神社。事前に神社に確認し、必要であれば祈祷の予約をする。 | 赤ちゃんの体調を最優先し、無理のない日程で実施する。 |
2. お宮参りのお祝い金相場
お宮参りは赤ちゃんにとって一生に一度の大切な行事。お祝いを贈る際、気になるのは相場です。誰に贈るのか、どのような間柄かによって金額は変わってきます。この章では、親族、友人・知人からのお祝い金の相場や、渡し方のマナーについて詳しく解説します。
2.1 親族からのお祝い金の相場
親族からのお祝い金は、一般的に高額になる傾向があります。祖父母、叔父叔母、いとこなど、関係性によっても金額は変動します。以下に一般的な相場をまとめました。
関係性 | 相場 |
---|---|
祖父母 | 3万円~10万円 |
叔父・叔母 | 1万円~3万円 |
いとこ | 5千円~1万円 |
地域や家庭の慣習によっても相場は異なるため、事前に親しい親族に相談してみるのも良いでしょう。また、兄弟姉妹でお金を出し合って贈る場合もあります。
2.2 友人・知人からのお祝い金の相場
友人・知人からのお祝い金は、親族に比べて少額になります。関係性の深さや、地域によっても相場は変動します。以下に一般的な相場をまとめました。
関係性 | 相場 |
---|---|
親しい友人 | 5千円~1万円 |
一般的な友人・知人 | 3千円~5千円 |
職場の同僚 | 3千円~5千円 |
出産祝いを既に贈っている場合は、お宮参りの祝いは省略しても問題ありません。その場合は、お祝いの言葉を伝えるだけでも十分です。
2.3 お祝い金の渡し方
お祝い金は、のし袋に入れて渡すのが一般的です。のし袋の選び方や表書きについては、次の章で詳しく解説します。お祝い金を渡すタイミングは、お宮参りの当日、もしくは後日訪問した際が適切です。現金書留で送る場合は、お宮参りの日よりも前に届くように手配しましょう。
お祝い金を渡す際には、「おめでとうございます」「健やかな成長をお祈りしています」など、お祝いの言葉を添えましょう。また、お祝い金だけでなく、実用的なプレゼントを添えるのも喜ばれます。プレゼントの選び方については、後の章で詳しく解説します。
お祝いを辞退されている場合は、その意向を尊重しましょう。無理に渡そうとすると、相手に気を遣わせてしまう可能性があります。
3. のし袋の書き方・選び方
お宮参りで包むお祝い金。せっかくのお祝いだからこそ、のし袋のマナーにも気を配りたいものですよね。ここでは、のし袋の種類や選び方、表書きの書き方、水引の種類など、のし袋に関する基本的な知識を詳しく解説します。
3.1 のし袋の種類と選び方
のし袋は、お祝いの種類や金額、相手との関係性によって適切なものを選ぶ必要があります。お宮参りは慶事なので、紅白の蝶結びの水引を選びましょう。水引の本数は、金額に応じて選びます。一般的には、5,000円程度までは3本、10,000円程度までは5本、それ以上は7本か10本が適切です。のし袋のサイズは、中袋の大きさに合わせて選びます。お札を折らずに入れられるサイズを選びましょう。
お宮参りでは、一般的に紅白蝶結びののし袋を使用します。蝶結びは何度あっても良いお祝い事に使うため、赤ちゃんの成長を願うお宮参りに最適です。のし袋のサイズは、入れる金額によって調整しましょう。金額が大きくなるほど、のし袋のサイズも大きくするのが一般的です。
金額 | 水引の本数 | のし袋のサイズ |
---|---|---|
~5,000円 | 3本 | 小 |
5,000円~10,000円 | 5本 | 中 |
10,000円~ | 7本、10本 | 大 |
最近では、かわいらしいデザインの祝儀袋も増えています。キャラクターをあしらったものや、上品な和柄のものなど、お祝いの気持ちをより華やかに演出してくれるでしょう。ただし、あまりに派手なものは避けるのが無難です。目上の方へ贈る場合は、伝統的なデザインののし袋を選ぶのが適切です。
3.2 表書きの書き方
表書きは、濃い墨の筆ペンか毛筆で丁寧に書きましょう。ボールペンやサインペンは避けましょう。
表書きは、中央に「御初穂料」または「御玉串料」と書き、その下に氏名を書きます。夫婦で贈る場合は、夫の氏名のみをフルネームで書き、妻の氏名は省略するか、左側に小さく書き添えます。連名で贈る場合は、代表者の氏名を中央に書き、その左側に小さく他の人の氏名を書き添えます。3名以上の場合は「○○一同」のようにまとめて書くこともできます。
関係性 | 表書き |
---|---|
親族・友人・知人 | 御初穂料 または 御玉串料 |
会社関係 | 御初穂料 または 御玉串料 |
3.3 水引の種類
お宮参りでは、紅白の蝶結びの水引を使用します。蝶結びは、何度繰り返しても良いお祝い事に用いる水引です。出産祝いや入学祝いなどにも使われます。結び切りは、結婚祝いなど一度きりのお祝い事に用いるため、お宮参りには適していません。また、黒白の水引は弔事に用いるため、お祝い事には使用しません。
水引の結び方には、「あわじ結び」と「結び切り」の2種類があります。あわじ結びは簡単に解けることから、何度あっても良いお祝いに使われます。一方、結び切りは固く結ばれており、簡単に解けないことから、一度きりのお祝いに使われます。お宮参りは何度あっても良いお祝いなので、あわじ結びの水引を選びましょう。
以上、お宮参りののし袋の書き方・選び方について解説しました。これらのマナーを参考に、心を込めたお祝いを贈りましょう。
4. お宮参り当日の服装マナー
お宮参りは、赤ちゃんの誕生を祝い、健やかな成長を祈る大切な儀式です。その場にふさわしい服装で参列することは、赤ちゃんへの祝福の気持ちを表すだけでなく、神様への敬意を示すことにも繋がります。ここでは、お宮参り当日の服装マナーについて、両親、祖父母、兄弟姉妹、そして赤ちゃんそれぞれの立場に合わせた適切な服装を詳しく解説します。
4.1 両親の服装
両親は、赤ちゃんの主役であるお宮参りにおいて、フォーマルな服装が基本です。派手すぎる服装は避け、落ち着いた色合いで清潔感のある装いを心がけましょう。
4.1.1 母親の服装
産後間もない母親の体調を考慮し、動きやすく、かつフォーマルな服装がおすすめです。ワンピースやスーツなどが適しています。授乳のしやすさも考慮すると良いでしょう。
和装の場合、訪問着、付け下げ、色無地が一般的です。黒留袖は避けるようにしましょう。着物は赤ちゃんを抱っこする際に負担がかかる場合があるので、体調に合わせて無理のない範囲で選びましょう。着物に合わせる髪型は、上品なアップスタイルがおすすめです。
洋装の場合、ワンピーススーツやアンサンブルスーツ、ワンピースなどが適しています。色は、パステルカラーやベージュ、ネイビーなど落ち着いた色味が好ましいです。膝丈程度の丈が上品な印象を与えます。アクセサリーは、パールのネックレスやイヤリングなど、シンプルで上品なものを選びましょう。
靴は、和装の場合は草履、洋装の場合はパンプスが基本です。ヒールが高すぎるものは避け、歩きやすいものを選びましょう。また、ストッキングを着用することも忘れずに。
4.1.2 父親の服装
父親も母親と同様に、フォーマルな服装を心がけましょう。スーツが一般的ですが、和装で参加することも可能です。
和装の場合、紋付き袴が正装ですが、ダークスーツでも問題ありません。羽織を着る場合は、紋付き羽織か黒羽織を選びましょう。
洋装の場合、ダークスーツが基本です。ネイビー、グレー、ブラックなどの落ち着いた色が適しています。シャツは白、ネクタイは無地のものが好ましいです。靴は黒の革靴、靴下は黒のものを着用しましょう。
4.2 祖父母の服装
祖父母も、正装に近い服装で参加するのが望ましいです。両親よりも少し控えめな服装を心がけると良いでしょう。和装、洋装どちらでも構いません。
和装の場合、訪問着、付け下げ、色無地などが適しています。黒留袖は避けるようにしましょう。
洋装の場合、スーツやワンピース、アンサンブルなどが良いでしょう。落ち着いた色合いで、上品なデザインのものを選びましょう。
4.3 兄弟姉妹の服装
兄弟姉妹も、フォーマルな服装で参加するのが望ましいです。年齢に合わせて、華やかすぎない清潔感のある服装を選びましょう。
男の子の場合、スーツやジャケット、シャツにチノパンなどの組み合わせがおすすめです。女の子の場合、ワンピースやスカート、ブラウスなどが良いでしょう。
4.4 赤ちゃんの服装
赤ちゃんは、祝い着(掛け着)を羽織るのが一般的です。祝い着は、赤ちゃんを守るという意味が込められています。祝い着の下には、白のベビードレスや着物などを着せます。
祝い着は、華やかな柄や刺繍が施されたものが多く、男女でデザインが異なります。男の子は鷹や兜、龍などの柄、女の子は鶴や花などの柄が一般的です。レンタルを利用するのも良いでしょう。
ベビードレスや着物は、白が基本です。素材は、季節に合わせて選びましょう。夏は通気性の良い素材、冬は暖かい素材のものを選びます。
帽子は、防寒対策だけでなく、お祝いの席にふさわしい華やかさを添えるアイテムです。デザインや素材は、祝い着やドレスに合わせて選びましょう。最近では、フード付きの祝い着もあるので、必要に応じて選びましょう。
服装 | 母親 | 父親 | 祖父母 | 兄弟姉妹 | 赤ちゃん |
---|---|---|---|---|---|
和装 | 訪問着、付け下げ、色無地 | 紋付き袴、ダークスーツ | 訪問着、付け下げ、色無地 | フォーマルな和装 | 祝い着、着物 |
洋装 | ワンピーススーツ、アンサンブルスーツ、ワンピース | ダークスーツ | スーツ、ワンピース、アンサンブル | スーツ、ワンピース、ブラウスなど | ベビードレス |
お宮参りは、一生に一度の大切な行事です。服装マナーを守り、赤ちゃんの健やかな成長を家族みんなで祝いましょう。上記を参考に、TPOに合わせた服装選びを心がけてください。
5. お宮参りにおすすめのプレゼント
お宮参りは、赤ちゃんの健やかな成長を願う大切な行事。ご家族はもちろん、友人や知人もお祝いを贈る機会です。ここでは、お宮参りにふさわしいプレゼントを、実用的なものから記念になるものまで幅広くご紹介します。予算や贈る相手との関係性に合わせて、最適な贈り物を選んでみてくださいね。
5.1 実用的なプレゼント
赤ちゃんやご両親にとって、すぐに役立つ実用的なプレゼントは喜ばれるでしょう。消耗品や育児グッズなどは、いくつあっても困らないためおすすめです。
アイテム | 詳細 | メリット | 選び方のポイント |
---|---|---|---|
おむつケーキ | おむつを可愛くデコレーションしたケーキのような贈り物。実用性と華やかさを兼ね備えています。 | 見た目も可愛く、もらって嬉しいプレゼント。おむつは必ず必要になるので無駄になりません。 | おむつのサイズ(S,M,L)やデザイン、装飾品にこだわって選びましょう。 |
ベビー服 | 成長の早い赤ちゃんにとって、ベビー服は必需品。デザインや素材にこだわったものを選びましょう。 | 何枚あっても困らない実用的なプレゼント。季節に合わせた素材やサイズを選びましょう。 | サイズ(50-70cmなど)や季節、赤ちゃんの性別を考慮して選びましょう。オーガニックコットン素材なども人気です。 |
ブランケット | 肌触りの良いブランケットは、赤ちゃんを優しく包み込みます。 | 一年を通して使えるアイテム。お出かけ時やお昼寝時など、様々なシーンで活躍します。 | 素材(ガーゼ、コットン、フリースなど)やサイズ、デザインにこだわって選びましょう。 |
ベビー食器 | 離乳食が始まる時期に重宝するベビー食器セット。 | 長く使えるアイテムなので、少し高価なものでも喜ばれます。 | 素材(プラスチック、シリコン、木製など)やデザイン、機能性(電子レンジ対応など)をチェックしましょう。 |
おもちゃ | 赤ちゃんの発達を促すおもちゃは、知育玩具などもおすすめです。 | 年齢に合わせたおもちゃを選びましょう。安全性にも配慮が必要です。 | 対象年齢や素材、安全性にこだわって選びましょう。木のぬいぐるみやラトル、積み木などが人気です。 |
5.2 記念になるプレゼント
お宮参りの記念として、形に残るプレゼントもおすすめです。特別な贈り物は、思い出とともに大切に保管してもらえるでしょう。
アイテム | 詳細 | メリット | 選び方のポイント |
---|---|---|---|
フォトアルバム | 成長記録を写真に残せるフォトアルバムは、思い出を振り返る際に役立ちます。 | 写真とともに思い出を振り返ることができる、特別な贈り物になります。 | デザインやサイズ、収納枚数などを考慮して選びましょう。 |
銀のスプーン | 「一生食べ物に困らないように」という願いを込めて贈られる、伝統的なプレゼント。 | 縁起の良い贈り物として喜ばれます。名入れサービスを利用するのもおすすめです。 | デザインや素材、名入れの有無などを確認しましょう。 |
命名書 | 赤ちゃんの名前を美しく記した命名書は、インテリアとしても飾ることができます。 | 世界に一つだけの特別な贈り物になります。デザインや書体にもこだわりましょう。 | 赤ちゃんの名前や生年月日、デザイン、書体などを指定してオーダーメイドできます。 |
5.3 男女別のおすすめプレゼント
赤ちゃんの性別によって、プレゼントを選ぶのも良いでしょう。男の子には男の子らしい、女の子には女の子らしい贈り物を考えてみましょう。
5.3.1 男の子
乗り物のおもちゃやブロックなど、男の子が好むおもちゃは人気です。また、スタイリッシュなベビー服もおすすめです。
5.3.2 女の子
おままごとセットやぬいぐるみなど、女の子らしいおもちゃが人気です。華やかなドレスやヘアアクセサリーなども喜ばれます。
これらのプレゼント以外にも、図書カードや商品券なども喜ばれるでしょう。贈る相手との関係性や予算に合わせて、最適なプレゼントを選んで、赤ちゃんの健やかな成長を祝いましょう。
6. お宮参りの写真撮影
お宮参りは、赤ちゃんが生まれて初めて神社にお参りし、健やかな成長を祈願する大切な行事です。この貴重な瞬間を写真に残すことは、家族にとって一生の宝物となります。近年では、プロのカメラマンに依頼するケースが増えており、より高品質な写真で思い出を形にすることができます。ここでは、お宮参りの写真撮影について、スタジオ選びから当日の注意点まで詳しく解説します。
6.1 写真スタジオの選び方
写真スタジオを選ぶ際には、いくつかのポイントに注目しましょう。まず、スタジオの雰囲気や撮影スタイルを確認することが重要です。自然光を活かした明るい写真、落ち着いた雰囲気のクラシックな写真など、スタジオによって得意とするスタイルは様々です。事前にホームページやSNSで作品例をチェックし、家族の好みに合ったスタジオを選びましょう。また、撮影プランの内容や料金も重要なポイントです。衣装のレンタル料金、撮影料、写真の枚数、アルバムの有無など、プランの内容はスタジオによって異なります。複数のスタジオを比較検討し、予算に合わせて最適なプランを選びましょう。さらに、カメラマンの技術や経験も確認しておきたいポイントです。赤ちゃんの自然な表情を引き出すのが得意なカメラマン、ポーズのバリエーションが豊富なカメラマンなど、カメラマンの個性も様々です。口コミやレビューを参考に、信頼できるカメラマンがいるスタジオを選びましょう。
6.2 撮影時の注意点
スムーズに撮影を進めるためには、事前の準備と当日の注意点を押さえておくことが大切です。まず、赤ちゃんの機嫌や体調に配慮しましょう。授乳時間やお昼寝時間を考慮し、赤ちゃんがご機嫌な状態で撮影に臨めるようにスケジュールを調整しましょう。また、持ち物もしっかりと準備しておきましょう。お気に入りのおもちゃやブランケット、ミルクやオムツなど、赤ちゃんが安心できるアイテムを持参すると、スムーズに撮影が進められます。さらに、家族の服装にも気を配りましょう。着物やフォーマルスーツなど、お祝いの場にふさわしい服装で参加することで、より華やかな写真に仕上がります。背景とのバランスも考えて、落ち着いた色合いの服装を選ぶと良いでしょう。
6.2.1 撮影ロケーションの選び方
スタジオ撮影だけでなく、神社でのロケーション撮影も人気です。神社の厳かな雰囲気の中で撮影することで、より思い出深い写真に仕上がります。ロケーション撮影を行う場合は、撮影許可の有無を事前に神社に確認しましょう。また、天候にも注意が必要です。雨天の場合は、撮影を延期するか、屋内で撮影できる場所を確保しておきましょう。神社によっては、屋内での撮影スペースを用意している場合もあります。
6.2.2 撮影ポーズのアイデア
定番のポーズから、少し変わったポーズまで、様々な撮影ポーズがあります。家族みんなで赤ちゃんの周りに集まって撮影する、赤ちゃんを抱っこして撮影する、赤ちゃんを寝かせて撮影するなど、バリエーション豊かなポーズで撮影しましょう。また、小道具を使って撮影するのもおすすめです。おもちゃやぬいぐるみ、ガーランドなど、小道具を使うことで、より可愛らしい写真に仕上がります。
ロケーション | メリット | デメリット | 注意点 |
---|---|---|---|
写真スタジオ | 天候に左右されない、背景やライティングが最適化されている、衣装や小道具が豊富 | 費用がかかる、スタジオの雰囲気に合わない場合がある | スタジオの雰囲気や撮影スタイル、プラン内容を確認 |
神社 | 厳かな雰囲気で撮影できる、思い出深い写真になる | 天候に左右される、撮影許可が必要な場合がある | 撮影許可の有無、天候、撮影場所を確認 |
自宅 | リラックスした雰囲気で撮影できる、費用を抑えられる | 背景やライティングが限られる | 背景やライティングを整える |
上記以外にも、出張撮影サービスを利用する方法もあります。自宅や希望のロケーションで撮影できるため、移動の負担を軽減できます。スタジオアリスやスタジオマリオなどの大手写真スタジオでも出張撮影サービスを提供していますので、検討してみると良いでしょう。
7. お宮参り後の食事会
お宮参りの儀式が終わった後は、両家の家族や親しい人たちと食事会を開き、赤ちゃんの誕生と健やかな成長を祝うのが一般的です。思い出に残る素敵な食事会にするために、場所選びから当日のマナーまで、しっかりと準備しておきましょう。
7.1 食事会の場所選び
食事会の場所は、参加者の年齢層や移動手段、予算などを考慮して選びましょう。フォーマルなレストランからカジュアルな居酒屋まで、様々な選択肢があります。
赤ちゃん連れでも安心できるお店を選ぶことが大切です。個室の有無、ベビーカーの持ち込み可否、おむつ替えスペースの有無などを事前に確認しておきましょう。また、授乳が必要な場合は、授乳室の有無や授乳ケープの使用が可能かどうかなども確認しておくと安心です。
タイプ | メリット | デメリット | おすすめポイント |
---|---|---|---|
料亭・割烹 | 格式高く、お祝いの席にふさわしい | 比較的高価 | 個室がある場合が多く、赤ちゃん連れでも落ち着いて食事ができる |
ホテルレストラン | サービスが充実しており、設備も整っている | 料金が高め | アクセスの良さやバリアフリー対応など、利便性が高い |
レストラン(フレンチ・イタリアンなど) | おしゃれな雰囲気で楽しめる | 子供向けのメニューがない場合もある | 記念写真映えする |
居酒屋 | 比較的リーズナブル | フォーマルな雰囲気ではない | カジュアルな食事会に最適 |
自宅 | リラックスできる、費用を抑えられる | 準備や片付けが大変 | アットホームな雰囲気で祝いたい場合におすすめ |
7.2 食事会でのマナー
食事会では、感謝の気持ちを伝えるとともに、赤ちゃんのお披露目の場であることを意識しましょう。和やかな雰囲気の中で、楽しい時間を過ごせるように、基本的なマナーを守ることが大切です。
7.2.1 席順
一般的には、赤ちゃんを囲むように両親と祖父母が座り、その周りに親族や友人が座ります。上座・下座を意識し、目上の方を上座に案内しましょう。お店の人に席次表を渡しておくとスムーズです。
7.2.2 服装
お宮参りの服装でそのまま参加しても問題ありませんが、カジュアルすぎる服装は避け、ある程度フォーマルな服装を心がけましょう。レストランの雰囲気に合わせた服装を選ぶことも大切です。
7.2.3 会話
赤ちゃんを中心に、成長を祝う言葉や子育てに関する話題で盛り上がりましょう。一方的に自分の話ばかりするのではなく、周りの人にも話を振るなど、会話のキャッチボールを心がけましょう。写真や動画を共有するのも良いでしょう。
7.2.4 お祝い
食事会でお祝いを渡す場合は、のし袋に入れて渡すのがマナーです。表書きは「御祝い」とし、水引は紅白の蝶結びを使用します。
7.2.5 その他
赤ちゃんが泣いたりぐずったりした場合は、周りの人に配慮し、速やかに席を外して対応しましょう。また、食事中に席を立つ場合は、一言断りを入れるのがマナーです。携帯電話はマナーモードに設定し、通話は控えましょう。
8. まとめ
この記事では、お宮参りのお祝いに関する様々な情報を網羅的に解説しました。お宮参りは赤ちゃんの誕生を祝い、健やかな成長を祈る大切な行事です。その由来や意味を理解し、適切な時期や場所を選び、準備を進めることが重要です。
お祝い金の相場は、親族や友人・知人など関係性によって異なります。のし袋の選び方や書き方にもマナーがありますので、失礼のないように注意しましょう。服装は、両親だけでなく祖父母や兄弟姉妹もTPOに合わせた服装を選ぶことが大切です。赤ちゃんは祝い着を羽織るのが一般的ですが、季節や天候に合わせた服装を心がけましょう。
プレゼント選びに迷った際は、実用的な物や記念になる物など、赤ちゃんの成長をサポートするアイテムがおすすめです。写真スタジオ選びや食事会のマナーについても触れましたので、この記事を参考に、思い出深いお宮参りを迎えられるように準備を進めてください。
【予約・見積もり・問い合わせなど便利 LINE公式アカウント】

【アオハルの写真をたくさん紹介している Instagram】
