
七五三は子供の成長を祝い、健やかな未来を祈る大切な行事。ご祈祷をどこで、どのように行うか、準備は何が必要かなど、初めて迎えるご両親にとっては分からないことだらけではないでしょうか。この記事では、七五三のご祈祷について、神社の選び方から予約方法、服装、持ち物、お祝い相場まで、網羅的に解説します。具体的には、明治神宮や鶴岡八幡宮のような有名な神社から、地域に根ざした神社まで、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら、最適な神社選びをサポート。さらに、電話予約とインターネット予約のそれぞれの注意点、男の子と女の子の服装、両親や祖父母の服装マナー、初穂料の相場や渡し方、お祝い、記念品、当日の持ち物リスト、ご祈祷後の食事会まで、詳しく説明します。この記事を読めば、七五三のご祈祷に関する疑問が解消され、安心して当日を迎えられるでしょう。スムーズなご祈祷で、お子様の成長を心からお祝いできるよう、準備を始めましょう。
1. 七五三のご祈祷とは
七五三は、子どもの成長を祝い、健康と幸福を祈願する日本の伝統行事です。七五三のご祈祷とは、神社で神職にお祓いをしてもらい、今後の健やかな成長を祈願する儀式のことです。古くから伝わるこの儀式は、現代においても大切な通過儀礼として、多くの家庭で執り行われています。
1.1 七五三の由来と意味
七五三の起源は、平安時代に宮中で行われていた儀式に由来すると言われています。髪置(かみおき)、袴着(はかまぎ)、帯解き(おびとき)といった儀式がそれぞれ、3歳、5歳、7歳の子どもの成長を祝う節目と結びつき、現在の七五三の原型となりました。数え年で3歳の男女児は「髪置」、5歳の男児は「袴着」、7歳の女児は「帯解き」を行い、それぞれの年齢に合わせた成長を祝い、今後の健やかな成長を祈願します。現代では、これらの儀式をまとめて七五三として執り行うことが一般的です。
1.2 ご祈祷を受ける時期
七五三のご祈祷を受ける時期は、一般的に10月中旬から11月中旬にかけてです。11月15日が七五三の正式な日とされていますが、近年ではその前後の土日祝日を中心に、家族の都合に合わせてご祈祷を受ける家庭が増えています。混雑を避けるためには、10月や11月の平日、もしくは11月15日より少し前倒しで参拝するのがおすすめです。神社によっては予約が必要な場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
1.3 ご祈祷の流れ
神社によって多少の違いはありますが、一般的な七五三のご祈祷の流れは以下の通りです。
手順 | 内容 |
---|---|
受付 | 社務所で受付を済ませ、初穂料を納めます。 |
待機 | ご祈祷の順番を待ちます。 |
ご祈祷 | 神前にて、祝詞の奏上、玉串奉奠などを行います。 |
撤下 | 千歳飴や記念品などを授与されます。 |
ご祈祷中は、静かに神職の指示に従いましょう。写真撮影は神社によって許可されている場合とそうでない場合があるので、事前に確認しておくとスムーズです。また、ご祈祷後には、記念撮影をする家族も多いです。
2. 神社の選び方
七五三のお祝いは、神社選びから始まります。お子様の成長を祝う大切な節目だからこそ、ご家族にとって最適な神社を選びたいものです。神社の選び方には様々なポイントがありますので、ご自身の希望に合った神社を見つけるためのヒントとしてご活用ください。
2.1 有名な神社
全国的に有名な神社は、由緒正しく格式高い雰囲気の中で七五三を執り行いたいという方におすすめです。荘厳な社殿や美しい庭園など、特別な空間で思い出に残る一日を過ごせるでしょう。ただし、有名な神社は人気が高く、予約が取りにくい場合もありますので、早めの予約が必須です。 例えば、東京大神宮、明治神宮、鶴岡八幡宮などは、七五三のご祈祷で人気の神社です。これらの神社は、歴史的背景や美しい景観も魅力です。
2.2 地域密着型の神社
地域に根ざした神社は、アットホームな雰囲気の中で七五三を迎えたいという方におすすめです。地元の氏神様にお参りすることで、地域との繋がりを深めることができます。また、普段から馴染みのある神社であれば、お子様も安心してご祈祷を受けられるでしょう。比較的予約が取りやすいというメリットもあります。 地域の神社の情報は、地域のコミュニティサイトや掲示板などで探すことができます。
2.3 アクセスしやすい神社
小さなお子様連れでの移動は何かと大変です。ご祈祷を受ける神社は、自宅や最寄り駅からアクセスしやすい場所を選ぶと良いでしょう。駐車場の有無や公共交通機関の利便性なども確認しておきましょう。 車で行く場合は、駐車場の混雑状況も事前に調べておくと安心です。
2.4 神社の雰囲気で選ぶ
神社によって、厳かな雰囲気、自然豊かな雰囲気、近代的な雰囲気など、それぞれ異なる雰囲気があります。ご家族の好みに合った雰囲気の神社を選ぶことで、より心地よく七五三を過ごせるでしょう。 神社のホームページや写真、口コミなどを参考に、雰囲気をチェックしてみてください。また、実際に神社を訪れてみるのもおすすめです。
2.5 七五三に特化したサービスがある神社
近年では、七五三の時期に合わせて特別なご祈祷プランや写真撮影プランを用意している神社も増えています。千歳飴の授与や記念品のプレゼントなど、お子様にとって嬉しい特典がある場合もありますので、事前に確認しておきましょう。 また、衣装のレンタルや着付けサービスを提供している神社もあります。これらのサービスを利用することで、準備の手間を省き、スムーズに七五三を執り行うことができます。
神社の種類 | メリット | デメリット | おすすめポイント |
---|---|---|---|
有名な神社 | 格式高い雰囲気、由緒正しい | 予約が取りにくい、混雑しやすい | 早めの予約、アクセス方法の確認 |
地域密着型の神社 | アットホームな雰囲気、地域との繋がり | 知名度が低い場合も | 地元の情報収集 |
アクセスしやすい神社 | 移動が楽、負担が少ない | 希望の雰囲気と合わない場合も | 駐車場の有無、公共交通機関の確認 |
七五三に特化したサービスがある神社 | 特典、サービスが充実 | 費用が高くなる場合も | プラン内容の確認、予算との比較 |
上記以外にも、ご祈祷料の相場やご祈祷の時間なども考慮して、ご家族にとって最適な神社を選びましょう。複数の神社を比較検討し、納得のいく選択をしてください。
3. 七五三ご祈祷の予約方法
七五三のご祈祷は、神社によって予約方法が異なります。事前に神社の公式サイトや電話で確認しておきましょう。近年はインターネット予約に対応している神社も増えてきています。予約方法の種類やそれぞれのメリット・デメリット、注意点などを詳しく解説します。
3.1 電話予約
電話予約は、神社の担当者と直接話ができるため、疑問点をすぐに解消できるメリットがあります。祈祷の時間や当日の流れ、持ち物など、気になることは何でも質問してみましょう。
混雑する時期は電話が繋がりにくい場合もあるので、時間に余裕を持って連絡することが大切です。受付時間や曜日なども事前に確認しておきましょう。
3.2 インターネット予約
インターネット予約は、24時間いつでも予約できる手軽さが魅力です。パソコンやスマートフォンから簡単に手続きができます。神社によっては、インターネット予約限定の割引や特典がある場合もあります。
ただし、システムの操作方法が分かりにくい場合もあるため、事前に確認しておきましょう。また、予約状況がリアルタイムで反映されない場合もあるので、注意が必要です。
3.3 予約の際の注意点
七五三のご祈祷を予約する際の注意点をまとめました。
項目 | 詳細 |
---|---|
予約時期 | 人気のある神社は、1年前から予約が開始されるところもあります。希望の神社がある場合は、早めに予約状況を確認しましょう。10月、11月の土日祝日は特に混雑するため、早めの予約がおすすめです。 |
祈祷時間 | 祈祷時間は、神社によって異なります。30分〜1時間程度のところが多いようです。希望の時間帯がある場合は、予約時に確認しましょう。また、祈祷時間以外にも受付や写真撮影などで時間がかかる場合があるので、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。 |
人数 | 祈祷を受ける人数を正確に伝えましょう。祈祷料は人数によって変わる場合があります。また、祈祷の際に昇殿できる人数に制限がある神社もあるので、事前に確認が必要です。 |
キャンセル | やむを得ずキャンセルする場合は、できるだけ早く神社に連絡しましょう。キャンセル料が発生する場合があります。キャンセル規定についても事前に確認しておきましょう。 |
初穂料の支払い方法 | 初穂料の支払い方法は、神社によって異なります。現金のみの神社や、クレジットカードが利用できる神社など様々です。事前に確認しておきましょう。のし袋に入れて持参するのが一般的です。 |
その他 | 神社によっては、千歳飴や記念品が用意されている場合があります。事前に確認しておきましょう。また、写真撮影やビデオ撮影に関する規定がある場合もあるので、事前に確認しておくとスムーズです。 |
これらの点を踏まえ、スムーズに予約を進め、当日に備えましょう。
4. 七五三ご祈祷の服装
七五三のお祝いは、お子様の成長を感謝し、これからの健やかな成長を祈願する大切な行事です。ご祈祷という厳粛な場である神社に参拝するため、服装にも気を配りたいもの。ここでは、七五三ご祈祷にふさわしい服装について、お子様はもちろん、ご両親、祖父母の方々まで詳しく解説します。
4.1 子供の服装
主役であるお子様の服装は、華やかで可愛らしく、そして動きやすいものを選びましょう。着物、袴、ドレスなど、様々な選択肢があります。
4.1.1 男の子の服装
男の子は、羽織袴が正装とされています。5歳のお祝いで着用することが一般的ですが、3歳でも着用することができます。最近は、紋付袴だけでなく、色紋付袴も人気です。着物に合わせた羽織、袴、雪駄、足袋、扇子などを揃えましょう。洋装の場合には、スーツやジャケットスタイルがおすすめです。フォーマルな装いを意識し、シャツ、ネクタイ、革靴などをきちんと着用しましょう。
4.1.2 女の子の服装
女の子は、3歳では被布を羽織った着物、7歳では帯付きの着物が一般的です。華やかな柄や色の着物を選び、髪飾りや草履、バッグなどの小物でさらに華やかさをプラスしましょう。洋装の場合には、ドレスが一般的です。白やパステルカラーなどの清楚な色合いのドレスが人気です。ティアラやネックレスなどのアクセサリーを合わせ、華やかな雰囲気を演出しましょう。また、ワンピースやスカートにブラウスを合わせたスタイルもおすすめです。
4.2 両親の服装
ご両親の服装も、お子様の晴れ着に合わせたフォーマルな装いがおすすめです。落ち着いた雰囲気でありながら、お祝いの場にふさわしい華やかさを意識しましょう。
4.2.1 父親の服装
父親は、スーツが一般的です。ダークスーツに白シャツ、ネクタイといったフォーマルなスタイルがおすすめです。ネクタイの色は、落ち着いた色合いのものを選びましょう。和装の場合には、紋付袴が正装ですが、略礼装として羽織袴も着用できます。
4.2.2 母親の服装
母親は、和装であれば訪問着、付け下げ、色無地が、洋装であればワンピーススーツやアンサンブルスーツが適しています。着物やドレスの色は、お子様の着物と調和する色を選ぶと、より一層華やかな雰囲気になります。和装の場合には、髪型やメイクにも気を配り、上品な雰囲気に仕上げましょう。洋装の場合には、パールのネックレスやイヤリングなどのアクセサリーを合わせ、華やかさをプラスするのがおすすめです。バッグは、小さめのハンドバッグが適しています。
4.3 祖父母の服装
祖父母も、お祝いの場にふさわしい服装を心がけましょう。和装、洋装どちらでも構いませんが、落ち着いた色合いで上品な装いが好ましいです。
服装の例 | 注意点 | |
---|---|---|
祖父 | スーツ、ジャケットスタイル 和装の場合:羽織袴など | 落ち着いた色合いで、清潔感のある服装を心がける。 |
祖母 | ワンピーススーツ、アンサンブルスーツ、和装 和装の場合:訪問着、色無地など | 華美になりすぎず、上品な装いを心がける。 |
服装選びのポイントとしては、主役はお子様であることを忘れずに、お子様の晴れ着を引き立てるような服装を選ぶことが大切です。また、神社という神聖な場所を訪れることを考慮し、過度に華美な服装や露出の多い服装は避けましょう。季節に合わせた服装選びも重要です。秋冬の七五三では、防寒対策も忘れずに行いましょう。ストールやコートなどを用意しておくと安心です。お子様の体調管理にも気を配り、快適に過ごせるような服装を心がけましょう。
5. 七五三ご祈祷に必要な持ち物
七五三のお祝いは、準備することがたくさんあります。ご祈祷に必要な持ち物をしっかり確認し、スムーズな一日を過ごせるようにしましょう。
5.1 初穂料
初穂料とは、神様へのお供え物のことです。神社によって金額は異なりますが、一般的には5,000円から10,000円が相場です。のし袋に入れて持参しましょう。のし袋の表書きは「初穂料」または「御初穂料」とし、水引は紅白の蝶結びを使用します。
5.2 お祝い
お祝いとは、子供に渡すお祝いの金品のことです。祖父母や親戚から贈られることが多いです。現金の場合は、新札を用意し、祝儀袋に入れて渡しましょう。祝儀袋の表書きは「祝七五三」とし、水引は紅白の蝶結びを使用します。おもちゃや絵本、図書カードなども喜ばれます。
5.3 記念品
記念品は、七五三の思い出として残るものです。千歳飴や写真、記念アルバムなどが一般的です。千歳飴は、神社で購入することもできますが、事前に準備しておくとスムーズです。写真撮影は、神社でお願いすることも、写真スタジオで撮影することもできます。事前に予約しておきましょう。
5.4 着替え
子供は、慣れない着物やスーツで疲れてしまうこともあります。着替えを持参しておくと安心です。特に、草履や靴は、履き慣れていないと足が痛くなってしまうことがあるので、スニーカーなどの履き慣れた靴も用意しておきましょう。また、天候によっては、防寒着なども必要です。
5.5 雨具
雨天の場合は、傘やレインコートなどの雨具が必要です。子供用の傘やレインコートは、キャラクターものなど、子供が喜ぶものを用意してあげると良いでしょう。また、折りたたみ傘も持参しておくと便利です。念のため、大人用の雨具も忘れずに準備しましょう。
5.6 その他
上記以外にも、あると便利な持ち物をまとめました。
持ち物 | 用途 | 備考 |
---|---|---|
飲み物 | 水分補給 | 特に夏場は必須です。 |
お菓子 | ぐずり対策 | 子供が好きなお菓子を用意しておきましょう。 |
おもちゃ | 待ち時間対策 | 静かに遊べるおもちゃがあると便利です。 |
ハンカチ・ティッシュ | 汗や汚れを拭く | 複数枚あると安心です。 |
ばんそうこう | すり傷などの応急処置 | 子供はよく転ぶので、用意しておくと安心です。 |
携帯電話の充電器 | バッテリー切れ対策 | 写真撮影などでバッテリーを消費するので、モバイルバッテリーもあると便利です。 |
カメラ | 写真撮影 | 神社での写真撮影は禁止されている場合もあるので、事前に確認しておきましょう。 |
これらの持ち物を参考に、お子様にとって思い出深い七五三となるよう、しっかりと準備を整えておきましょう。
6. 七五三ご祈祷のお祝い相場
七五三のご祈祷では、神社へのお礼として初穂料を納めます。また、ご祈祷を手伝ってくれた両親や祖父母へのお礼も検討しましょう。この章では、それぞれの相場や適切な渡し方について詳しく解説します。
6.1 初穂料の相場
初穂料とは、神様へのお供え物のことです。七五三のご祈祷では、一般的に5,000円から10,000円が相場とされています。神社によって金額が定められている場合もありますので、事前に確認しておきましょう。のし袋に入れて、「御初穂料」または「玉串料」と表書きし、水引は紅白の蝶結びを使用します。名前は子供の名前をフルネームで書きましょう。
6.2 両親へのお礼
七五三では、両親にも感謝の気持ちを伝えたいものです。特に、着付けや写真撮影など、準備を手伝ってくれた両親には、お礼の品を贈るのが一般的です。相場は5,000円から10,000円程度です。品物を選ぶ際には、両親の好みや趣味を考慮しましょう。実用的な物や、一緒に楽しめる体験ギフトなどもおすすめです。例えば、食事券、旅行券、商品券、スイーツ、お酒、花束、マッサージギフト券などが挙げられます。遠方に住んでいる両親には、地元の名産品を送るのも良いでしょう。
6.3 祖父母へのお礼
祖父母も七五三を楽しみにしてくれているはずです。祖父母へのお礼も、両親と同様に5,000円から10,000円程度が相場です。祖父母の健康を気遣った贈り物や、思い出に残る品物が喜ばれます。例えば、健康グッズ、写真立て、フォトアルバム、和菓子、お茶などが挙げられます。また、子供と一緒に作った手作りのプレゼントもおすすめです。
6.4 お礼を渡すタイミング
両親や祖父母へのお礼は、七五三当日または後日、感謝の気持ちを込めて直接渡しましょう。遠方に住んでいて直接渡せない場合は、郵送で送ることも可能です。その際には、感謝の気持ちを綴った手紙を添えると良いでしょう。
6.5 お祝い金額の目安
下記の表は、お祝い金額の目安です。地域や家庭の状況によって異なる場合もありますので、あくまでも参考としてください。
関係性 | 金額の目安 |
---|---|
両親 | 5,000円~10,000円 |
祖父母 | 5,000円~10,000円 |
兄弟姉妹 | 3,000円~5,000円 |
親戚 | 3,000円~5,000円 |
友人 | 3,000円~5,000円 |
お祝いを贈る際には、のし袋に「御祝」と表書きし、水引は紅白の蝶結びを使用します。
七五三は、子供の成長を祝い、今後の健康と幸せを祈る大切な行事です。お祝いを通じて、感謝の気持ちを伝え、思い出に残る一日を過ごしましょう。
7. 七五三ご祈祷当日の流れ
七五三ご祈祷当日は、何かと慌ただしくなりがちです。スムーズな流れを把握しておき、余裕を持った行動を心がけましょう。一般的な当日の流れは以下の通りです。
7.1 受付
到着したら、まずは受付を済ませましょう。予約時間の少し前に到着するようにすると、焦らずに済みます。受付では、初穂料を納めます。のし袋の表書きは「初穂料」または「御初穂料」とし、水引は紅白の蝶結びを使用するのが一般的です。氏名も忘れずに記入しましょう。
7.2 ご祈祷
受付が済んだら、ご祈祷が始まるまで待合室で待ちます。神社によっては、千歳飴やお守りが配られることもあります。ご祈祷が始まったら、神職の指示に従って進みます。一般的には、玉串奉奠(たまぐしほうてん)という儀式を行います。玉串の枝葉を神前に捧げることで、感謝の気持ちを表します。作法がわからない場合は、周りの人に合わせるか、神職の方に尋ねましょう。
7.2.1 ご祈祷中の注意点
- 携帯電話の電源は切るか、マナーモードに設定しておきましょう。
- 私語は慎みましょう。
- 写真撮影は、神社の指示に従いましょう。多くの神社では、ご祈祷中は撮影禁止です。
7.3 写真撮影
ご祈祷が終わったら、境内や祈祷殿前で記念撮影を行います。プロのカメラマンに依頼することもできますし、自分たちで撮影することも可能です。事前に撮影場所やポーズなどを考えておくとスムーズです。 また、神社によっては写真撮影用の背景や小道具を用意している場合もあります。
7.3.1 写真撮影のポイント
- 子供の機嫌が良い時間帯に撮影するのがおすすめです。
- 自然な笑顔を引き出すために、おもちゃやお菓子などを用意しておくと良いでしょう。
- 背景に人が入らないように注意しましょう。
7.3.2 写真撮影プランの比較
プラン | 内容 | 料金相場 |
---|---|---|
神社提携のカメラマン | 祈祷殿や境内での撮影、アルバム作成など | 30,000円~50,000円 |
写真スタジオでの撮影 | スタジオセットでの撮影、衣装レンタル、ヘアメイクなど | 50,000円~100,000円 |
出張カメラマン | 希望の場所で撮影、データ納品など | 20,000円~40,000円 |
自分たちで撮影 | スマートフォンやカメラで撮影 | 無料 |
上記はあくまで一例です。神社やスタジオによって料金や内容は異なりますので、事前に確認しましょう。
千歳飴、お守り、記念品などは大切に保管しましょう。これらの品は、子供の成長を願う大切な記念品となります。当日の流れを事前に把握しておくことで、スムーズに七五三を終えることができます。素敵な思い出となるよう、しっかりと準備しておきましょう。
8. 七五三ご祈祷後の食事会
七五三のご祈祷が終わった後は、家族で食事会を開いてお祝いをするのが一般的です。レストランや料亭での会食、自宅での食事会など、様々なスタイルがあります。お子様の年齢や好みに合わせて、最適なスタイルを選びましょう。
8.1 レストランでの食事会
レストランでの食事会は、フォーマルな雰囲気でお祝いしたい場合におすすめです。個室を予約しておけば、他のお客様を気にすることなく、ゆっくりと食事を楽しむことができます。また、ホテル内のレストランであれば、宿泊とセットになったプランを利用できる場合もあります。
8.1.1 レストラン選びのポイント
- お子様向けのメニューがあるか
- 個室の有無
- アクセス
- 予算
七五三プランを用意しているレストランも多いので、事前に確認しておきましょう。お子様ランチや、七五三にちなんだケーキなどが用意されている場合もあります。また、写真撮影サービスを提供しているレストランもあります。
8.1.2 おすすめレストラン
レストラン名 | 特徴 | エリア |
---|---|---|
日本料理「花筐」 | 個室完備、お子様メニューあり | 東京 |
中国料理「桃李」 | 円卓個室、七五三プランあり | 大阪 |
フランス料理「ラ・メール・プラール」 | 記念日プラン、写真撮影サービス | 横浜 |
8.2 自宅での食事会
自宅での食事会は、アットホームな雰囲気でお祝いしたい場合におすすめです。お子様がリラックスして過ごせるというメリットもあります。手作り料理でお祝いするのも良いですし、仕出し料理を利用するのも便利です。
8.2.1 自宅での食事会を成功させるポイント
- お子様の好きなメニューを取り入れる
- 飾り付けで七五三の雰囲気を出す
- 記念写真や動画を撮影する
- 祖父母などを招待する場合は、できる範囲で負担を減らす工夫をする
ケータリングサービスを利用すれば、手間をかけずに豪華な食事を楽しむことができます。また、オンラインで注文できるお祝い膳なども便利です。自宅での食事会は、家族の思い出作りにもなります。
8.3 食事会のマナー
食事会では、感謝の気持ちを込めて、祖父母や両親へお礼を伝えるようにしましょう。また、写真を撮る際には、着物やスーツが汚れないように注意しましょう。食事中は、正しい箸の使い方を心がけ、食べ物を粗末にしないようにしましょう。
食事会は、七五三という特別な日を家族みんなで祝う大切な機会です。お子様の成長を祝い、楽しい時間を過ごしましょう。
9. まとめ
七五三のご祈祷は、お子様の成長を祝い、今後の健康と幸せを祈願する大切な行事です。この記事では、神社の選び方から当日の流れ、食事会まで、七五三ご祈祷に関する様々な情報を網羅的に解説しました。神社を選ぶ際には、アクセスの良さや雰囲気だけでなく、七五三に特化したサービスの有無も考慮すると良いでしょう。有名な神社は人気が高く予約が取りづらい場合もあるため、早めの予約がおすすめです。服装は、お子様はもちろん、両親や祖父母もフォーマルな服装で参加するのが一般的です。初穂料の相場は5,000円から10,000円程度ですが、神社によって異なるため事前に確認しておきましょう。当日は、受付を済ませた後、ご祈祷を受け、写真撮影を行います。ご祈祷後は、レストランや自宅で食事会を開き、お祝いをすることが多いです。この記事を参考に、思い出に残る七五三をお過ごしください。
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